【marbleSUD/マーブルシュッド】のこだわり
“marble SUD”の歴史は2001年、マンションの一室から始まりました。
当時からの信念である”人の手の温かみ、手描きの面白さを生かしたモノ作り”は
今日でも変わることなく、すくすくと成長を続けています。
そして、現在ではmarble SUDの代名詞ともいうべきオリジナルテキスタイル。
流行にとらわれず、会話のきっかけとなるような、
見る人の心をくすぐるようなテキスタイル作りを心がけています。
〈marble SUD〉の魅力をディレクターの川村智也子さんに聞きました。
〈marble SUD〉ディレクター 川村智也子さん
マーブルシュッドはパートナーである新中が2001年に立ち上げました。
約20年前になりますが、その頃はグラフィックを使ったデザインのお洋服が全盛だった時代。
もちろん、そういうお洋服も好きでしたが、当時の私が感じていたのは、
「もっと人の温もりや、作り手の想いが伝わるような、そんなお洋服があったらいいのに。そして、それを自分から発信していきたい!」という、想いでした。
ものづくりに対する考えは、新中も同じで。私は、その頃勤めていたアパレル会社を退職して、翌年からマーブルシュッドに参加しました。
ブランドを立ち上げたときは文字通りのマンションメーカーで、自宅のリビングが仕事場であり、展示会場でした。
最初はリメイクのスニーカーや、手描きのTシャツなど手作り感の強いものをメインに作っていました。初めてセレクトショップのバイヤーさんに気に入ってもらい、取り扱っていただけるようになった時は本当に嬉しかったです。
“手描き”ならではの表現や、線の面白さや味わい、それがマーブルシュッドの始まりだったと今も思います。
そこから少しずつ販路も増えて、2003年に恵比寿本店をオープンしました。
ブランドとしての商品コンテンツが乏しかったので、フランスで買い付けた古着を展開したり、作家さんの雑貨も置いたり。
お店に足を一歩踏み入れたら、どこか異国にいるような、色々な国や文化などがMIXしたカルチャーの香りがするセレクトショップになっていきました。
今期のテーマは「ほっこりふわふわ」です。
かわいい響きのテーマだと思いませんか?白い綿毛のようなビションフリーゼや、編み物をするおばあさんの足元に転がる毛糸玉。
コットンフラワーの刺繍に、窓から見える雪景色、窓辺に吊り下げたプランター。
高山に暮らす雷鳥、羊の群れのジャガード。
心もからだもほっこりと温かくなるようなコレクションが完成しました。
なかでも大柄の刺繍が映える「毛糸玉」は、今シーズンを代表するテキスタイル。
毛糸の一本一本を様々な手法の刺繍で描きました。
ころんと転がる毛糸玉の立体的な刺繍、表面起毛の生地感が、ぬくもりを感じさせてくれます。
レーヨン混のきれいめな落ち感で、秋冬ムードの高まるテキスタイルです。
花咲く野原でかくれんぼするのは、まるで白い綿毛のようなビションフリーゼ。
冬毛でふわふわ、まんまるのライチョウたち。
編み物をするおばあさんの足もとに、ころんと転がる毛糸玉。
纏えば心もからだもほっこりあたたかくなる、そんなテキスタイルをお届けします。
高山に暮らす鳥、ライチョウ。
真っ白な冬毛に衣替えしてふわふわ、まんまるなライチョウのシルエットを、
重なりあうドットのような刺繍で表現しました。
一見、どこかノスタルジックな雰囲気が漂う小花柄。
草花の中でかくれんぼするのは、まるで白い綿毛のようなビションフリーゼたち!
見つけた瞬間、思わずほっこり、笑顔になってしまうテキスタイルです。
おばあさんの手から、
丁寧に紡ぎだされる毛糸の一本一本を様々な手法の刺繍で描きました。
ころんと転がる毛糸玉の立体的な刺繍が、
ぬくもりを感じさせてくれるテキスタイルです。
ブランドをスタートした時からのキーワードのひとつに、“究極の普段着”という言葉があります。
着るだけで、ちょっと自分を楽しくさせてくれて、毎日着たい!
そして、汚れたらガシガシ洗える!みたいな(笑)。
今では刺繍が入ったアイテムも増えてきて、すべて洗濯機でとはいきませんが、
素材にもこだわり綿100%のカットソー生地のお洋服が多いのもマーブルシュッドの特徴のひとつ。
着心地が良く、楽しい気分になれるのでおうち時間にもピッタリだと思います。
いかがでしたか?marble SUDのこだわり、想いは伝わりましたでしょうか?
今季のテキスタイルにありました、ライチョウや毛糸玉、見ているだけでなんだか心がほっこりするような気持ちになりますね。
是非、実際に見て触って、素材やこだわりを感じて頂きたいです!
