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2019.02.16 Press

Diu のこだわり

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ずっと大切に使っている家具やキッチンの道具のように、長く身につけてもらいたいという思いから誕生したレザーブランド[ Diu / ディウ ]

2018年でブランド設立、そして弊社取り扱いから10周年を迎えました。

Diuのモノづくりに対するこだわりを改めて詳しくご紹介いたします。

今回は、Diuのブランドマネージャー小林さんとパレジャさんに会いに行き、改めてこだわりを聞いてきました。

私自身、Diuの商品をお客様にご紹介をはじめてから10年が経ちましたが、改めて聞くと知らなかったことが山ほどあることに気づかされました。

 

 

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Diuの革は余計な加工をしていません。

「ん?余計な加工とは?」と思う方もいると思いますが、これってすごいこだわりなんです。

Diuのバッグやシューズに使われている革には、「シボ」と呼ばれる、表面にちりめん状に細かく寄った不規則なシワがあります。

大量生産のブランドでは、この「シボ」を型押しで付けてしまっています。
型押しではなく、自然の製法で現れた「シボ」は、不規則なので、製品に向かない部位が出てきてしまう事があるからです。 動物が生きていた時に野原を駆け回ってついた擦り傷や、虫刺されの痕、年齢を重ねたシワなど、、、 様々な理由で使えない部位がでてきてしまいます。 靴やバッグのパーツはこの革から取るわけですから、革の前面に型押しで均一なシボが出るように加工してしまったほうが、何倍も効率が良いのです。

でも、Diuはそんなことはしません。
革の本来の表情を大切に、一枚一枚革を見極めながら、パーツを取っていきます。

 

 

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効率は悪いしコストもかかるけど、革本来の味わいを楽しめるという事、同じ表情の商品は一つも無い一点ものだという事、使い込んだ時の表情が良くなる事。 そこにDiuのこだわりがあるのです。

大量生産工場のラインの様に、機械がガッシャンガッシャン作ってくれるような物では無く、動物の命を頂いていることに感謝をしながら、職人が丁寧に手作業でパーツを作っています

 

 

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3年ほど前からDiuのインソールは立体的なソールにバージョンアップしており、はき心地が飛躍的によくなっているのですが、そこにもDiuのこだわりがあります。

じつは、この立体的なインソール、機械や金型で成形しているわけではなく、熟練の職人が1点1点すべて手作業で削り出して作っています
(実は私、、、機械で一気に成形していると思っていました。。。)

Diuの靴に使っているインソールのクッション材はとても柔らかくはき心地が良いのですが、ポリウレタンやコルクと違い、機械での成形が難しい素材です。
もし機械で作れる素材に置き換えれば、1時間に200足の生産が可能になりますが、Diuのインソールは2、3足しか作れません

足の骨は片足で28個あって、人それぞれ微妙に違います。
日本人に多い偏平足の人にとって、固いコルクやプラスチックの立体的なインソールは拷問です。。。 土踏まずが痛くなってしまいます。
Diuのソールは、どんな人が履いても優しく足を受け止めてくれます。

 

 

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そして、中敷きやライニングにも贅沢に本革スエードを使用しています。
プラスチックの中敷のサンダルを履いて、汗をかくとぬるぬると滑ってしまう経験が皆さんあるはず。本革の中敷は吸湿性があるので、素足で履いても足裏の気持ちよさが続きます。

 

 

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靴の形を決めるのは木型です。
靴を作る際、木型に革をあて、叩いて伸ばして立体的な形を作っていきます。

木型にも「既製品」は存在し、中国やヨーロッパの市場ではトレンドの形の木型が売っています。 こういった既製品の木型を使用する靴メーカーは確かに存在します。 ただ、足の形は民族によって大きく異なります。 日本人の足は統計的にいうと甲高幅広の方が多いです。(もちろんそうじゃない方もいます。)

海外のブランドの靴を買って、長さは足りているのに幅が合わないといった経験がある方も多いと思います。

Diuの木型は、日本人の女性の足(ブランドマネージャーの小林さんの足)に合わせて自社で製作をしています。 木型を作り、その木型で靴を作り、その靴を履いてみてもし違和感があればまた木型を削って修正するといった作業を繰り返してDiuの木型は完成しています。

 

 

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そんな手間ひまをかけながら、一日中履いても疲れない、むしろ、履けば履くほど馴染んでいく靴をDiuは作っています。

 

 

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いかがでしょうか?
Diuのこだわり。少しでも伝わりましたでしょうか?
本当はもっともっとお伝えしたいこだわりがあるのですが、この辺にしておきます。

Diuの商品は、全国のsmooth・urnis・DUANE COULERS でお買い求めいただけます。是非一度見て触って、試着して頂き、商品の良さを感じていただければと思います。

 

 


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松浦剣嗣

Press 直営事業部/松浦剣嗣

2006年入社。課長。販促、買い付け業務などを担当。靴とシルバーが好き。

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